映画「いのちの食べかた」 那須上映会の感想

 7月のいのちの食べ方の上映会を企画した側の一人ですが、先ずは、私達の予想を大幅に上回る500名を超える方に来場して頂いた事、又、その後の多くの反響に感謝致します。
 私もこの映画を青山で観て以来、様々な事を考えさせられていますが、当然の事ながらなかなか結論らしきものは得られません。その様な中で、幾つか、感じた事を羅列させて頂きます。
 まず、第一に、私達の国は大半の食糧を他国に依存してる現実、日本の食糧自給率はカロリーベースですら40%を切っています。私達の社会は極めて偏った発展?をしてきています。安全保障の面でも( 当然、二度と戦争を起こしてはなりませんが)兵糧攻めにあったら、ひとたまりもありません。それでも日本の軍事予算は世界でもトップクラスです。所謂サミット先進国の中で農業大国でないのは日本だけです。日本の就農年齢の高さは五年後でも危機的状況です。消費者の立場からも考えて行かなければならない問題です。
 第二に、圧倒される様な大規模な農業生産と徹底された効率性、もし、人口一億数千万人の日本の自給率を100%に上げようとした場合、農業の生産性を上げる事は避けて通る事は出来ないし、とても大事と思われます。しかし、言いようのない違和感は何でしょう、私達世代はご飯粒を残したら、「お百姓さんに申し訳ない」と食卓で嗜められたものです。私達はもう一度「いただきます」「ごちそうさまでした」の意味とそれを可能にならしめる社会の仕組みを考えて行かなければと思いました。
 第三に、この国は世界の隅々から大量の食糧を買いあさり、そして破棄しています。(国内生産、輸入も含めて1/3の食糧を破棄)しかも、全国の焼却場でただ燃やしているのです。私達の社会は狂っているとしか思えません。
 最後に、映画の中に、何回も出てくる働いている人々の食事の風景、きっとこの映画の制作者が最も言いたかったのはここなんだろうと思いました。処理されて行く生き物、農産物もさることながら、とうの人間が一番疎外されているのではと、私が初めてこの映画を見て、那須で上映出来ないかと思ったのはこの点です。
 歴史を観る時、人々は常に何かに支配されてきましたが今の世はグローバルなマネーに、労働者派遣法(映画のアスパラ農場でも日雇い労働者が双眼鏡で監視されながら働いていました)を観ても社会の主人公は大株主の様です。
 抽象的ではありますが、私達社会にとって何が大切なのか、持続可能な社会にするにはどうしたら良いのか色々考えさせられた映画でした。
 
 食卓の会では今後も様々な企画を計画出来たら、と考えています。またの参加をお待ちしています。

 那須食卓の会 代表 渡辺 興

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映画「いのちの食べかた」 那須上映会の後、たくさんの方から感想をいただき、ありがとうございました。はがき、メールにて寄せられた感想をすべてご紹介させていただきます。

那須上映会の感想はがき

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私達が普段食べているお肉、野菜、果物はまるで「食べる」という事だけの為に機械的に生産されているのだという事に気付いた。
ひよこも生きている動物なのに"物"として扱われていたし・・・。
人間は生きる為に他の動物の命を犠牲にして食べていかなければならないけど、その前に、命の大切さとか、何か大事な事を忘れているんだと思う。
食べる前に感謝してありがたいという気持ちを大切にしよう。子供達にもそう教えていこうと思いました。
(女性・30代・訪問介護)

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本日の映画、食の実態がわかりとても参考になりました。
立場によって見方がかわるドキュメンタリーだと思います。
生産者、消費者という区分でなく、いろいろと材料を見せてくれれば、うれしく思います。
(男性・40代・自営)

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知るという事
現実
食を考えたい
働いているヒトもいる
(60代)

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そもそも自分が那須に来たのは日本の農業を守っていきたいという、若い頃からの自分のテーマがあったからです。それはこれからも変わらない。しかし実際は生活していく為に花を作るのが精一杯で、それさえもなかなかうまくいかないのです。(せめて野菜は自給したいのですが)自然を相手に生活(収入)を安定させるという事は自分でコントロールできない部分もあって難しく(それがわかっていてこの道を選んだのですが)しかも自然をなるべく壊さないようにと考えるとどういうやり方がいいのか、これが自分達がずっと悩んでいるテーマなのです。しかし今思う事は農業にしろ工業にしろ、利益を第一に考える考え方がいろいろなバランスを崩している気がします。昔アルバイトをした某村のレタス栽培もどんどん作って利益は出ても、連作連作で農薬散布は毎日必ずやっていました。しかも現在は自給と言いながら労働者を外国人に頼っているようなのです。(きつい仕事を日本人はやりたがらない。)大規模経営と過酷な労働は人にも自然にもやさしくないと思います。あと米作りですが私のように田をかりてやりたい者がいる一方で農家側も後継者不足なのに田はかしたがらないというおかしな事で、どこかでパイプがつながらないのでしょうか。国民全員が田んぼオーナーになってできる範囲で手をかけるとか、日本の誇りの田んぼを全員で守っていかないといけないのではないでしょうか。
(女性・40代・花卉生産)

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なんだかよい意味で眠くなるというか思った程気持ち悪いというのはありませんでした。淡々と同じ作業がくり返されて映像的にも面白いように考えられているのだな、と思った。
(男性・30代・医師)

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「いのちの食べかた」観させていただき改めて食の大切さ、私共が何げなくいただいている食材、大量消費されていること、そして生産現場を確認し、動物の命が私達をはぐくんでることに考えさせられました…これでよいのか?この現実は恐ろしく矛盾していると思いました。
那須食卓の会の益々の御発展を願っております。ありがとうございました。
(女性・70代・無職)

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きょうの「いのちの食べかた」上映会を開いてくださったことに、まずお礼申し上げます。
子どもが小さい頃から「この肉は牛さん、この肉は豚さん」と話したり、高速道路などで牛や豚が運ばれていく車を見かけると興味を持ってのぞいていたりしました。子どもが大きくなると、いつか牛や豚の生きている姿から肉の状態に変わるところを見て、まちがいなくあの牛、豚がお皿の上の肉になることを結び付けたい、と思っていました。たまたま知人からこの上映会を教わり、心から学びたいという気持ちで参りました。
上映会を見終えた今でも、肉料理にすぐにとりかかれます。なぜって、今までおいしく食べてきたからです。生きていた動物たちをいただくんだと確信して、納得して、有りがたくいただきます。
(女性・50代・主婦)

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現実を美しい映像で見せて頂き、有難うございました。なぜ農“業”と言うのかが分かった気がします。口に入るものが、自然との協働作業という枠を超えて工業製品のように見えました。トマトの茎が大地とつながっていないことにとっても驚きました。また、作業している人も自然の力というものよりも、何か異なる力に操られているように感じました。
(女性・40代・自営)

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自然農をやっている自分がむなしくなりました…。
(30代)

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「いのちの食べかた」の映画をみて様々な感想をもちました。普段何気なく食べている食料の生産工程にショックでした。利益追求の為の大量生産、大量消費。命が物の様に扱われ、あまれば平気ですててしまう。でも、自分もその一役を担っている…。自分も含めて人間の傲慢さを思い知らされました。
私は管理栄養士として現代栄養学を学び、一日の食物摂取量が肉70gとか牛乳200CCとか言っていましたので、今までの自分の価値観が根底からくつがえった感じです。又、大量生産する為に機械や石油を使い、環境面からしても問題です。
自分ができるところから変革していきたいと切に思いました。今、仕事で、箱膳のイベントを企画しています。もったいない、丸ごといただく、地産地消、大豆蛋白で、のコンセプトですすめています。箱膳を広げることで、他の食物の命をおすそわけしてもらい、感謝して食べることにつなげたいと思います。
那須食卓の会では、どのように考えていらっしゃるのかとても知りたいです。ありがとうございました。
(女性・50代)

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大変よい企画だと思います。「命を食べる」とはどのようなものなのか子供にみせたいと一緒に来ました。が、子供にはちょっとむずかしくわからなかったみたいです。これからも、企画があれば教えてください。参加したいです。それにしてもアメリカって大きな国ですねぇ。
(女性・40代)

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いろんな仕事それぞれに役割があると思うけど、豚の足を切っている女の人が妙に印象に強かった。食べるってもっと楽しいことだと思いたい。

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5月に益子で六カ所村ラプソディーの上映をしました。(なかまたちと) 上映に来てくださった方からこの映画をみてほしいといわれ、ちょうど那須で上映会があることを知り、みに来ました。
見終わって、涙がとまりませんでした。
言葉がでません。
そういうことになっているということはなんとなく知ってはいましたが、実際の映像をみることとは全く別のことです。情報があふれている時代、なんでも知っている気になりがちですが...
みんな知らなくちゃいけないと思いました。
ありがとうございました。
(女性・30代・派遣社員)

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気になっていた作品でしたので、観ることができてよかったです。ありがとうございます。
作品の内容は、淡々としていて解らない部分も多かったです。(自分で調べる事が重要という)意図でしょうか...
(男性・20代・学生)

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暑中お見舞い申し上げます。
先日は20歳の娘と一緒に観させていただきました。食肉製造工場と化した工場内で働く人々は皆淡々と作業をこなし、とても"命"を扱っている仕事とは思えなかったです。
消毒と養分とで管理されて育った野菜など、食べても果たして体に良いのでしょうか?
"中学生や高校生にも観せたいネ"と娘が申しておりました。
(女性・50代・自営業)

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すごい映画でした。「動植物をいつくしんで育てて、それをありがたく頂く」というのとは最も遠い農産物の生産の仕方で、病気にかからず大量に生産されるのなら何でもするというような姿勢が見て取れました。瀧のように農薬を浴びせたり,運動をしないのにボディビルをしている男性のように異常に盛り上がった筋肉の牛など、筋肉増強剤やら、何か種々な薬剤を使って牛を大きくしているような気がして、米国の農産物を食べる気がしません。中国産も嫌ですが、日本はもっと食料の自給率を高めるべきです。安全な食糧を日本で育て地産地消を心がける。特に子供達には安全なものを食べさせたいと思います。もっと感覚を磨いて消費期限を少し過ぎても食べられるものは食べ、捨てる食べ物を少なくすることも大切です。子供時代ひもじい思いをしましたので私は食べ物は捨てられません。蕗、大根、人参の葉も食べますし、野菜の皮もきんぴらにして食べています。美味しいですよ。
葉に農薬が使われていないことを願いながら料理しています。
(女性・70代・無職)

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いのちの食べかたを観賞して
私は農家の育ちで農業・畜産・園芸多少なり経験しています。これは、生活の手段として見てきました。しかし、しばらく農家からはなれて改めて、この映画を見て、人間ひとりが生きてゆく上で多くの植物、動物の犠牲の元成り立っている事に、あらためて、「いただきます」またこのイベントを企画された皆さんに有難う。
(男性・50代・自営業)

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とにかくびっくりしました!!
何気なく食べている食物がどの様に育てられ、処理され、出荷されているかそのルートがどれだけ大変なものであるか。思い知らされました。第一次産業、農業、酪農、畜産の分野でお仕事なさる方々が、どれだけ大変な思い、時間、労力をかけて、食物を産み出して下さっているかを見て感謝したいと思いました。
(女性・40代)

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食べることが出来なくなってしまいます。
(女性・60代)

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良く分らない所がありましたが、パンフを読んで理解しました。チャップリンがモダンタイムスで描こうとした世界が、食品生産工場として現実のものとなっていると思いゾッとしました。
(女性・60代)

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牛・豚・鶏たちが人間の為に生と死を管理される様は、エスカレートしていくと、人間もアウシュビッツ収容所への道だと思いました。昨日NPOの施設でネズミがいて、私の姿を察知するやサーッと逃げていなくなりました。このネズミは逃げられるのだと、何かホッとして嬉しさがこみあげてきました。映画の動物たちは逃げる自由さえ無いのですから。食卓の会の皆さまの素晴らしい活動に感謝しています。感謝!
(女性・60代・NPOボランティア)

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那須町でこの映画がまさか見ることが出来るとは思いませんでした。ありがとうございました。「おいしいコーヒーの真実」というコーヒーから見た南北格差を描いた映画も自主上映してくれたら又、ありがたく思います。
(男性・60代・自営業)

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昨日いのちの食べ方という映画上映会に参加しました。上映の前に主催の方が話されていたNHKスペシャル(csではディスカバリーチャンネルあたりで放送もしていたと思いますが)なども興味がありよくみていました。昨今は生活の仕方、仕事の選び方などスタイルが本当にかわってきていますね。ethical living,倫理的にいきるとは世界全体でとわれはじめていると私個人はおもっています。
今回あのような映画を映画館ではないといえみれる機会を与えてもらいありがとうございました。
(女性)

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いのちの食べかた・・・を観て。
私は酪農家に嫁いで22年になります、41歳2児の母です。
食育。大切だと思います。
我が家はばあちゃんの畑のやさいにじいちゃんが山で取った山菜やいのしし肉・・自然の物を旬なときに食べています。
毎日搾りたての牛乳も。幸せな食生活です。
いのちの食べかたを観て・・・
人間がどこまで入り込んでいいのか?食の安全は?今の日本の農業、畜産だけでどこまでできるのか?畜産をしている私たちにも責任があるな、と、思いながら観ました。自給自足、地産地消。未来の子供たちに伝えたい母の味、自然のおいしさ。
いろいろ考えさせられました。
手作りの家庭の食卓でのご飯。みんなで食べるご飯。
大切にしたいです。
(女性・40代)

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先日の「いのちの食べかた」那須上映会で、映画を拝見させて頂きました。
とにかく、ショックでした。
私達が毎日営んでいる農業とは、かけ離れた、現実とは信じがたい映像に、数日たった今も思い出すたびに複雑な感情で胸が苦しくなります。
映画に出てきた「いのち」は、私達が認識している「いのち」だったのでしょうか?
頂いたパンフレットに、著名人の方のコメントが書いてありましたが、森達也さんの「食とはいのちの矛盾を咀嚼する」とありました。私の感想もこれに一番近い気が致します。
「いのちの矛盾」
人間は、あそこまでして生きる価値がある生命なのか・・。
悲しく大きな疑問が生まれました。
その疑問と現実を、意識におくこと、目を背けないない事、凝視すること。
これから、私は何ができるのか。
問題が大きすぎて、わからないというのが正直なところ。
幸か不幸か、今、私は生産の現場にいて、自然と向き合い、逆らわず(逆らえず)、大地の恵みを体で感じることが出来ます。
つい、去年の秋まで、東京で暮らし、東京の流れに流されて生活しておりました。そこで感じた矛盾、滑稽な生活。あの生活しか知らない友人を見て、両方を知る私は、何かするべきではないかと、考えるようになり、ここ最近少しずつ、活動を始めました。
私の夢は、日曜マルシェ。生産者が直接消費者の方とお話をして思いを伝える事ができる場所。
そして、道の駅の「安くて安全」ではなく、今後農業を継承して行くため、働いた分だけお給料が支払えるくらいの適正価格での販売。趣味ではなく農業で生計を立てる人達のマルシェ。
那須で開催できないかな・・と漠然と夢見ています。
那須食卓の会の皆様のイベントなど、機会があれば参加させて頂きたく思います。どうぞ、よろしくお願い致します。
(女性)

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良く解らない部分もありましたが、解るところはリアルでストレートにメッセージが体に響きました。ありがとうございます。
(男性・40代・会社員)

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大変なお仕事で感謝しなきゃならないと思いました。

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中、高生に観賞させる機会があると良い
(40代)

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衝撃映像でした。コメントや字幕がない分、膨らんで考えてしまいました。
命にあるものすべてを食べ物に加工する仕事の人もスゴイ、と思った。

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この度は、「那須食卓の会」の皆様のお陰で、「いのちの食べかた」という大変貴重な映像作品を鑑賞する機会を得ましたことを、まずはお礼申し上げます。
下記に、映画の感想を記します。
私事で恐縮ですが、私は約4年前に長男を出産致しまして、それ以来〈食〉に関して興味を持つようになりました。当初は、まず食の安全について意識するようになりましたが、息子が1歳の時に東京から黒磯へ引っ越してきたことが大きなきっかけとなり、旬の食材のおいしさや、手をかけた野菜がいかに旨味を増すのかといった、当たり前のことを知る機会を得ました。
そんな中、今回の上映を拝見するに至ったわけですが、この映画を観て私がまず感じたことは、大量生産を目的として作られた〈道具〉に対しての滑稽さでした。まるで大きな鳥が羽根を広げるように、大げさに機械を広げて農薬を散布するシーンが印象的でした。恥も外聞もなく、ただ目的のためだけにモノのデザインをすると、こういうことになるのかと、まるでSF映画のワンシーンを観るような非現実感に、悲しみよりもむしろ滑稽さを感じたのです。
そしてまた、大量生産を行う工場で働く人々の精神状態が気になりました。
こうやって、この映画の場面を一つ一つ取り上げていけば、何一つポジティブな人間らしさを映すことのない作品だったということがよくわかります。それが、我が家の食卓に並べられる〈食〉をテーマにしたドキュメンタリー映画なのかと思うと、困惑します。スーパーに並べられるまでに起こる食品を取り巻くさまざまな負の部分が、食べる私たちに影響を及ぼさないはずはないからです。
購入した食材を腐らせたりせずにすべて使い切ること。多少高価でも、ちゃんとした食材を購入すること。自分がすぐにできることはこれくらいでしょうか。現実的に大きな流れを変えていくことは、価値観の違うたくさんの人々が同じ方向を向く必要があるので、むずかしいことだと思います。極端なことを言えば、今回の映画を観ても何も感じない人もいると思うからです。でも、それでも、少しでも多くの人が危機感を持って現実的な行動をとることで、何かが変わっていくと信じたいと思いましたし、自分も、この映画を観たことで、口だけではなく日々の生活の中で努力をする決意を致しました。
〈知る〉ということは、とても大事なことです。
時には、〈知らない〉ということが罪になることさえあると私は思っています。
ですので、「那須食卓の会」の皆様には、今後もぜひ引き続きこのような機会を作って頂ければ幸いです。また、私たちも媒体を持つ身でありますので、人々の暮らし、子どもたちの未来に直結する問題に関しましては、常に意識的でありたいと思っております。
(女性)

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このたびは大変お世話になり、ありがとうございました。
そして、上映会のご成功、おめでとうございます。こうした意義のある上映会にたくさんの人が興味を持ち、足を運んだことはたいへんすばらしいことだったと思います。
また、上映会当日の運営が那須食卓の会スタッフの皆さんによってしっかりときびきび運ばれていたことがとても印象に残りました。あたたかみがあってチームワークの感じられる雰囲気で好感が持てました。
「いのちの食べかた」の感想をこちらにコメントさせていただきます。
映画ですが、予想通りのすばらしいものでした。
いろいろなことを考えさせられました。
中でも私が一番考えさせられたことを述べます。
生き物を食べ物にする過程に生じたある種の近代化や滑稽さや残酷さもさることながら、ああいう現場(次々と屠殺していく、足を延々とちょん切る、内蔵を一日中さばく等々)で働く人間の心の中はどうなるのだろう?、ということが気になって仕方ありませんでした。
ふつうに当たり前に正常でいられるはずがない。まともな神経や感情を守るために、彼らの心の中でなにかが働くはず、と考えました。
しかし、自分の中のやわらかい部分を守るための保護膜みたいなものが形成され、機能したとしても、あの現場で日々起こり続けることの巨大な負のエネルギーみたいなものからは絶対に逃げられないだろうと思いました。
それでも何らかの理由であそこで働き続けなければならない中で、彼らの人間性、感受性はどう変容してしまうのだろうか。
その部分で、かなり暗澹たる気分になって帰ってきました。
(冗談ではなく、あの職場の中で日常的な儀式が必要なのではないかと思いました。動物の霊を弔う、恵みに感謝する等の。)
ひとりでランチを食べる従業員のうつろな瞳が、状況の過酷さを無言ではかなげに訴えているかのようでした。
(男性)

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先日は上映会に参加できて、貴重な体験をしました。
(見る前にもだいたいの映像の内容は想像つきましたが)実際に見て、やはり見ておくべきだから、ここに来たんだと痛感しました。
でも、その時感じたことをこうして文章に書くことは、むずかしいです。
この映画は、きっと見た人それぞれが心の奥で深く感じる映画なのでしょうね。
よい企画をして頂いて、本当にありがとうございます!
(女性・40代・主婦)

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以前にも、ベジタリアンの友達から送られてきた映像で、同じようなものを見た事がありました。グラムサラ(インド)で見たポスターにも(生き物だけですが)ありました。
それは現実の事である事を受け止めて、どう消化していくか考えさせられる所であります。
(女性・30代)

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前から気になっていた映画が身近で観られ感謝しています。
何せ個性的な映画なので、上映に移すには色々あったのだろうなぁーと思いながら・・・。
映画については、農学部出のせいか、ずいぶんと効率的で清潔だと、妙に冷静に、感心して?見てしまった反面、オイオイ、その格好、原発の作業じゃないんだから、うりを育ててるだけでしょ?なぜ?と衝撃を受けたりしました。
う~ん、とても考えさせられた映画です。
(女性・30代)

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映画が終了したとき、ものすごく脳が疲れました。写真と映像のインパクトの違いを感じると同時に、命を戴くという感傷的な感謝の気持ちが、変に屈折した感じになりました。しかし、映像は食の(命の)処理の仕方の現実なのですね。
自分でも農作物を少々ですが作るようにしていますが、農作物の収穫映像を、女房はポツンと一言、農薬まみれなんだ、といいました。
食に(命に)感謝しつつ、食の文化と安全について考えていきたいと思います。
 
アラスカのイヌイットの食文化が、アメリカの州になってからコンビニ文化に変し、アザラシの生肉を食べられなくなり、ビタミンDの摂取がうまくいかず病気になる事例などを思い出しながら・・・・視点が少々ずれたかもしれませんが、一言。
(男性・60代・無職)

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こんな未来には生きたくなかった。でもみんなにごめんなさいと。
生きているものをこれだけ工業化し、物として(完璧に)扱い殺し、そして食べてしまっていいのだろうか?
親もなく、自然も知らず、兄弟もなく、人間に食べられるために生ま(さ)れ、食べられるためだけに、えさを喰う。
何か、今の人間社会の中でも、親の愛も知らず、自然の中で思い切り遊ぶこともなく、生きるため(死ぬため)にだけ食し、結婚もなく、仲間も作らず、生きている、
ロボットのような人間社会を思い、そら恐ろしい気がしました。
動物だけでなく、植物までも、直接、日のないところ、ハウスの中で、消毒され、農薬をかけられ、ツルを上にかけられ、巨大化、大量生産化のために肥料を与えられ、用済みになれば片づけられのくり返し。単にその味がし、見た目がよく、いい形であるだけのトマトやきゅうりが、私達の体のためになる食料であるのだろうか?
目の前の畑、少なくとも近くの畑で、大事に育てられたものを食べる…ということが、こんなに大切であり、そして子供たち、人間をいつくしみ育てることにつながるのではないか、改めて考えていきたいと思いました。
食べることが怖くて、胃が痛くなりました。
もう一度元に戻したい、何もかも…。
(大量生産、大量消費する大国が、本当の意味で未来の環境問題に取り組む事ができるのか心配です。)
(女性・50代・親の介護中)

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この度は「いのちの食べ方」の上映会を地元で、しかも”格安”にて企画して下さりありがとうございました。
食卓にあがるまでの動物や植物のさまざまな工程が、想像以上に整然と機械化されているので、観ながら冷たく淡々と同化されていくようで自分自身にびっくりしました。
働く人々が一様に無表情なのもわたし達消費する側の罪のようにしんどいことでした。
知らないところで知らないことが起きていて、知らないまま食べるということは恐ろしいことですし、哀しいことと思いました。どうしたらよいのかわかりませんが、効率優先、科学優先の生活を少しあと戻りして、手と足と身体、智恵を使う少々不便な生活に鍵はあるのかな・・・と思うのはシルバー入りしたせいでしょうか。(映画会の盛況、おめでとうございます)
(女性・60代・主婦)

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とても良い映画を見せて頂きました。ありがとうございました。いずれ人間性までも変わり(心身の発達が狂い)、地球上で人間が先に滅んでいくのでは・・・そんな恐ろしい感じも受けました。子供達に「戴きます」をきちんと、家庭で教えていかなくてはと思います。
(女性・60代・主婦)

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今回は本当にありがとうございました。又、スタッフの皆様ごくろう様です。
いやはやなんとも、とても一言では、、、。
深夜テレビで、島で循環型農業をしている人が、ブタをつかって荒地を農地に変えていました。そのブタは雑草を食べ、鼻を大地にグイグイつっこみ土を耕しています。ブタ達は大地にねころび、その彼は、腹をなで、別のブタが、彼の背に飛びつき、あの幸せそうに笑っているシーンがあったのですが、同じブタでも、なんと違うことでしょう。
全く人間てなんなのでしょう?人間のいとなみってなんなのでしょう?そう考えだすと、とまらなくなり、宇宙ってなんなんだろう?大いなる全てなるものってなんなんだろう?見えるもの、見えないもの、、、自分のやっている事って、、、そして結局、
今日できる事をとにかく、感謝してやらせてもらおうとそこにもどり、疑問はズーッと続くのです。
(男性・20代・やきもの)

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良い活動をされてますね。
食についてあらためて考えさせられました。
次回も参加したいです。
(男性・30代・建築)

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毎日の食事で生き物のいのちをいただいているという実感はなかなかなかったので、考えさせられました。日本では食べ物が捨てられることが多いということなので、なんとか捨てずにいただくということを考えないといけないと思います。 

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あまりにショッキングで不快な映像…こんな経験はめったにないことでした。しかし、知っておきべきだと思いました。人間の思いよがりの歴史、どこまで続くのでしょう…。本当にここらでストップさせないと、大変なことになってしまいます。私も今日出来ることから…はじめます。
ありがとうございました。
このような集いなので、特に空調はもっとおさえぎみで良かったのではないでしょうか。もちろんこのような内容の集いでなくても…省エネ…が必要かと…。
(女性・50代・盆栽)

<今回空調の件では多くの方に御指摘いただきました。上映開場として利用した施設は会議室で、上映中の冷房は切っていたのですが、換気扇は消すことが出来ない状態でありました。御迷惑をお掛けいたしましたことお詫び申し上げます。また、皆様からの御意見は今後の参考にさせて頂きたいと思います。>

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那須食卓の会のイベントで初めて知りました。
想像はしていましたが大変ショッキングな映画で、見終えた後、家畜達のあまりの無抵抗ぶりに泣けて泣けてしょうがなかったです。
しばらく駐車場で動けませんでした。今、食卓の上にある肉片に、ついさっきまで意思があったかと思うと…。
TVなどで狩りのシーンを見ても納得できていたのに、オートメーション式に屠殺されていく動物たちに、仕方ないとは分かっていたつもりでも、なんだか納得がいきません。
人間てなんなのでしょうね。
色々なことを考えさせられました。
(女性・30代・自営業)

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私達が生きて行くということは他の生き物の生命を奪うことを意味している、こうした厳しい現実がある。とは言え映画で見た現場の実状は大量屠殺と機械による処理の冷酷な世界で寒々としたものを感じた。昔も家畜を殺してはいたが、奪った命に対して「すまないね、ありがとう」という気持ちがあった。それが今は感謝を忘れ、スピードアップと効率化ばかりを追い求めて、カネのためなら手段を選ばない、この業界も拝金主義の今の世の中ではこうならざるを得なかったのかもしれない。私達家族の食卓やレストランで肉を食べるたびに、消えて行った命に対してせめて思いを馳せ、ありがたく頂戴します、あだやおろそかには食べませんとの気持ちを持つべきであろう。そのような反省を促してくれる映画であった。
(70代・無職)

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切手を貼り、葉書を投函してくださった方もたくさんいらっしゃいました。ありがとうございました。なお、上記は映画を鑑賞された方の感想であり、那須食卓の会としてその内容に責任を負うものではありません。ご了承ください。